ガブXスカイウォーカー

光る眼のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

光る眼(1995年製作の映画)
4.0
ジョン・カーペンター監督、安定のSFホラー。

と思っていたのに、一般の映画ファンどころか、カーペンターファンさえも評価は低い。
えっ、なんで?
面白いのに。

派手な特撮こそないが、子供たちの目が光ると、村人たちを次々と自殺させたり、警官たちに殺し合いさせるのはおどろどろしくてじつにいい。
ただ怖いだけじゃない。7人の子供たちは、常にペアを組んでいるのだが、連れ合いのいない少年だけは人間の感情に目覚め、仲間たちから孤立する脚色も悪くない。
やはり、いつものカーペンターだ。

またキャストもその手のファンにとっては超豪華。
クリストファー・リーヴ=スーパーマン
カースティ・アレイ=『スタートレックII カーンの逆襲』のサーヴィック
リンダ・コズラウスキー=『クロコダイル・ダンディー』シリーズのヒロイン
マイケル・パレ=『ストリート・オブ・ファイヤー』のトム・コーディ
マーク・ハミル=『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー
と錚々たる面々だ。
もうこれだけでも観る価値あり(ひどい死に方をする人が多いけど)。

コアなカーペンターファンには物足りないのかもしれないが、SFホラーとしては水準以上の出来だ。