こもり

ロード・オブ・ウォーのこもりのレビュー・感想・評価

ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)
4.6
ウクライナ系移民ユーリー(ニコラス・ケイジ)(cv.大塚明夫)が武器商人として成り上がっていく過程をエンタメちっくに描きつつ、武器商人以上に秩序を乱す存在があることも教えてくれる社会派エンタメドラマin1980年代-2000年代初頭 実際の出来事ベース🔫
テーマは新聞の社会欄に載るような深刻なものだが、ユーリーの独白は常に面白おかしく、インパクト大なパワーワード満載で楽しく見れた。(武器を売るのは)金の為じゃない…僕には…才能があるんだ…みたいな台詞が印象的。

好きなとこ
とある銃弾の一生を紹介するOP動画、元ソ連高官おじいちゃん(酒飲み&人情家)、弟(ジャレッド・レト)きゃわわ、ウクライナ旅行計画(ウクライナの国境線をコカインで象る→順序良く吸う→いえーーい)、落し物を要領よく拾うアフリカの民

吹替版鑑賞 映像綺麗 ユダヤ教徒は宗教上の理由で貝を食べられないそう 世界一人気の突撃銃・アブトマットカラシニコフ1947型(別名AK47,カラシニコフ) ワーカーホリックな生き方が嫌いor否定したい人におすすめの作品 絶望的な結末
「世界にいま流通している銃の数は五億五千万兆を上回る つまりざっと12人に1人は銃を持ってるわけだ あとの11人はどうやって武装させる?」「銃弾は選挙より確実に政権を交代させる」「冷戦の終結は武器密売ブームの幕開けとなった ミリタリーバザールの開店だ」
「善人が何もせねば悪は勝つと人は言う むしろこう言うべきだ 悪は勝つ」「君には気の毒なことに僕は必要悪だ」「生き残る秘訣はそれだ 戦わないこと とりわけ自分とは」「個人のディーラー以上に武器を大量に供給してるのはアメリカイギリスロシアフランス中国だ この五カ国は国連安全保証理事会の常任理事国でもある」