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エイリアン2のcのレビュー・感想・評価

エイリアン2(1986年製作の映画)
3.3
1とはもう様相が全然違った作品になっていて、エイリアンが出てくる前から人間模様がもう面白い。

死闘の末、57年も宇宙を漂い救出されたリプリー大先輩に向かって、ガラの悪い海兵隊員達の口の利き方の悪さとリプリーへの扱いが酷すぎて、カルチャーショック。
これから何がどう始まるのかとゾクゾクする。
「猛者ども行くぞ〜!」と勇ましく戦闘準備万全で乗り込んでいく様を観ていると、1の絶望的な状況と違って安心して観ていられる!と思ったけど一瞬だけだった。


エイリアンはなかなか出て来ないが、それまででも充分面白い。
出て来てからはウジャウジャで、戦争。
そしてまた、やっとやれやれ方がついたと、ほっと一息ついた所でワーーー!!エイリアン登場。もう執念の死闘が繰り広げられる!


登場人物が充実している。
次々にエイリアンに殺られている凄惨な状況でも、欲の塊の最低な奴が居てイライラさせられ、そんな奴は即殺しとくべき!私だったら容赦なく殺る!と思う自分も怖い。

後、子供のニュートが可哀想で痛々しいー。
最初、みんな子供の扱い下手すぎ雑すぎて 、1人でエイリアンから生き延び怯えた子供なのに!と心がいたむ。
リプリーはドンドン女戦士の様に強くなっていき、命がけでニュートを守る様は戦士じゃなく 母親だった。


1の静かな恐怖感の方が断然ぞわぞわして怖い、SFクライム。
2は怖いものを沢山観れた!という感じで、SFアクションドラマとして面白い。
両者全く別物だった。好み別れるのかな
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