April01

マイ・ガールのApril01のレビュー・感想・評価

マイ・ガール(1991年製作の映画)
3.4
リアリストな視線で見れば、お涙頂戴の無理やり感があると言わざるを得ないし、あざとさはあるものの、極端にフィクショナルなフレームの中で、思春期の少女の心と体の成長をリアルに描いた作品と褒めることもできる作品。

大人の恋愛の方は、あくまでもサイド・ストーリー。
メインは人を好きになるという初めての感情に戸惑う若者の甘酸っぱい体験が切なく綴られる。
身近な死の体験が少女の心を大人にし、死をネガティブにとらえるのではなく逆に生きることへの力になる。

女の子の幸せのために何かが犠牲になるという、ちょっとシンデレラ・ストーリーすぎて白ける感じはある。
特に彼のお母さまと少女の終盤のやり取りは、きれいごとすぎる気が。
何はともあれマコーレー・カルキンの子役時代の凄さを再確認。
April01

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