オープニング、主演2人の子供時代の写真がとても可愛くて見入ってしまう。当然ながら素顔が写し出されていて、お転婆女子とお坊ちゃま男子という感じで、本作に通じるキャラクターそのままなので上手い演出。
数々のダメ男を演じてきたヒュー・グラントだけど、本作のダメ男ぶりは格別。超リッチなビジネスマンながら、1人では何も決められない優柔不断オトコ。女好きで仕事は適当、常にどうでもいいことばかり気にしている。
その彼にキラリと光るイイ男ぶりが時々垣間見えるのがツボになってる。
2人の距離が縮まる過程も良いし、なんだかんだ言いつつも優しい。そのギャップが魅力。
ほぼシンデレラ的な王道の展開で予想外のことは何もないけれど、女性がキャリアウーマンで、男のお金や地位に惹かれているわけではないことが最後まで徹底して貫かれる点は、非現実的かもしれないけれど、爽快感あるし好感持てる。
「プリティ・ウーマン」観て吐きそうになった後だったから、同じシンデレラストーリーでもこれなら許せるという、ラブコメとして成立するのに必要なこと第1条!みたいに箇条書きにしたくなったくらいの違いがある。
トイレでの赤裸々な下ネタの場面も全然いやな感じがなくてウケまくって大爆笑!