矢吹健を称える会

続・社長太平記の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

続・社長太平記(1959年製作の映画)
1.9
 正続編の、続編のほうで突然カラーになるとは……しかも監督も変わるとは。あっけにとられましたワタクシ。監督が変わっても、相変わらず何もかも激ユルだが、照明などはハッとさせる瞬間がある。

 加東大介が手堅い演技で、特に海軍時代の想い出を語るくだりなんかは悪くない。ただ今回は小林桂樹がモテモテという感じになり、なんでやねんと思うし、後半に面白い瞬間がひとつもない。関西の企業との対立もなんかうやむやになってしまう。
 出社途中の森繁久彌が道ばたで遊んでいる子供たちを見て、突然車から降り、子供たちと手をつないで歩きだすという謎のシーンがあり、困惑した。