サーフ

ジャッキー・ブラウンのサーフのレビュー・感想・評価

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)
3.8
タランティーノ映画って基本2時間超えてくるから仕事終わりの疲れた状態で見るのはちょっとハードル高い。

でも明日は祝日なので気兼ねなくタランティーノ映画見れる!今回は見よう見ようとずっと思ってた「ジャッキー・ブラウン」を鑑賞。

序盤からはじっくりと、どこかユルさを持たせながら主要なキャラクターの関係性を描いていく。特段「めちゃくちゃ面白い!」と思えるシーンは無いが、物語の端々で登場人物の特性は感じられる。中でもサミュエル・L・ジャクソンの陽気さの中に潜む冷酷無慈悲なキャラクターが居る事でストーリーが緩くなり過ぎず締まる印象。デニーロのキャラとか基本ぽやんとしてるし。

俄然、映画が面白くなってくるのは中盤以降。キューブリックの「現金に体を張れ」の様な一つの事柄を複数の人物の視点で描く構造。
それぞれの視点、それぞれの思惑を通して「大金強奪」を描く事で物語をよりスリリングに面白く仕立て上げていく。

ダラダラ喋らない割には2時間半あるし、地味な印象を受けるがクライムアクションとしての面白さはある。後、使用される楽曲のセンスも最高。
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