ジャンゴと並んで一番好きな
タランティーノ作品。
家でまったりと観るのに最高の映画。
ジャッキーの、逆境でも強かに気高く
生きていくスタイルに痺れる。
密輸に加担して捕まったCAジャッキー。
出所後に知り合いのギャングに秘密を喋ってないか脅され、さらにギャングを捕まえたいFBIに彼を嵌めるよう持ちかけられる…
そんな中、出所を手助けしてくれた弁護士兼『捕らえ屋』のおじさまと出会う。
ユーモラスな会話劇ももちろんだが、
今作は意外なほど大人の
ラブストーリーとしても素敵。
ジャッキーがもちろんカッコいい映画なんだけど（彼女の立ち姿やタバコを加える様とても美しいですな！）、捉え屋のおじさまの、仕事にも世の荒み具合にも疲れてしまって辟易したなかでワイルドにサバイブする女性と出会う…というおじさん味を活かしたロマンス展開…！
これが素敵なんでさぁ
かぁっ！痺れるぜぃっ！
にしても、あんなに役に立たないロバートデニーロは他の映画で見たことがない笑。
出所したてで世間ずれしたジジイの彼と、彼を相棒として無根拠に信頼するサミュエルLジャクソンの二人のギャップが面白いし、悲しい。一人は闇の世界を現役で渡り歩き、もう一人は昔のプライドやよくわからない暴走気味なガキっぽさを捨てきれない。自分の愛人と寝たくらいじゃ揺るがない二人の信頼が、仕事での意識の差でもってあっけなく崩れてしまう様子は、ともするとコメディにもとれるけど、現実社会にありふれたそれ故にとても悲しいストーリーだと思う。
つまり、登場人物みんな好き！
大好き！あばよお前ら！
