キャッスルグレンギャリ

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

4.0
U-Nextで鑑賞。
「天才的な頭脳を持ちながらも幼い頃に負ったトラウマから逃れられない一人の青年と、最愛の妻に先立たれて失意に喘ぐ心理学者との心の交流を描いたヒューマンドラマ(wikipedia)」なんですが、心理学者のめんどくさいカウンセリングより、学歴も教養もない友人チャッキーの言葉の方が筆者には刺さり、泣けました。
チェッキーを演じるのは脚本の共同執筆者であるベン・アフラックですから、私のような観客の受け皿として美味しいところを残していたのでしょう。
もうひとつ、フィーリズ賞受賞者でありながら、ウィルの天才には及ばないこと自覚し、研究者として数学のためにその才能を開花させようとしてもなかなか思うようにならないランボー教授の苦悩を彼を主人公に描くのもよかったと思います。筆者にそう思わせたランボーを演じたステラン・スカルスガルドはいい味を出していました。