キャッスルグレンギャリ

セールスマンの死のキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

セールスマンの死(1951年製作の映画)
4.0
U-Nextで鑑賞。戯曲として名前を知っている程度で何の予備知識がないまま鑑賞しました。子どもたちが期待に答えてくれない、学生時代は輝いていたのに、どうしたというのだ、おれは子どもたちのためにせっかく頑張ってきたのに、、良くわかります。親は「◯◯さんのお父さん」と呼ばれたいもの。決して「◯◯さんのところの坊や」と言われたいのではありません。
駆けずり回って頑張ってきたセールスマンが還暦過ぎて馘首になって、しかも二人の息子は不甲斐ない、そんな惨め父親をフレデリック・マーチが役二なりきって見事に演じていました。
フレデリック・マーチの作品は「我等の生涯の最良の年」を観たのと、Web上の画像を観ただけ、そこからは評判通りの端正な顔立ちの二枚目紳士というイメージなのですが、本作はまるで違う。学歴はなさそうな汗水垂らして稼ぐセールスマンに変身していました。今の時代の映画ファンにもっと知ってもらいたい役者さんです。