完璧。まさに完璧でした。鑑賞後に「ああ、良い映画を観たなあ」って安いソファーにどかっと腰を下ろして、温くなったコーラを一口飲めば完璧な休日が約束されるような、そんな素敵な映画だった。
基本的にはSF×サスペンスで、タイムパラドクスを題材にはしてるんだけど、そこと真正面から向き合ってるのがいい。小説『夏への扉』に代表されるように、ちゃんとタイムパラドクスと向き合って、矛盾を覚悟しながらも細かいとこまで気を配ってくれている。序盤から全てが伏線になっていて、片時もスクリーン(僕はノートPCで鑑賞したけど雰囲気を出すためにあえてこう書くことを許してほしい)から目を離すことができない。
素晴らしい映画だった。