ジャクト

レミーのおいしいレストランのジャクトのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ネズミのレミーが天才的な嗅覚と味覚を活かしてシェフになる物語。成り上がり要素あり、恋愛模様あり、敵対する人物との対決ありと盛りだくさんな内容で、映像の綺麗さもあってとても楽しい映画だった。

シェフとしての才能はないリングイニがレミーの力を借りて地位を得ていくわけだけれど、それでも最後はシェフではなくウエイターとして自分の居場所を見つけ、小さな料理店を開いた展開は現実味があって良かったと思う。

ネズミが集まって料理をしているシーンはすこし「ウッ」となってしまったけれど笑

ある意味で調理からはほど遠いネズミはグストーが残した名言「誰でも名シェフ」を体現する存在であって、そのネズミを主役に置いた発想はスゴいなと素直に感服した。

また評論家イーゴのラスト付近の言葉は沁みる。ピクサーのなかでも好きな作品でした。
ジャクト

ジャクト