幕のリア

やくざ絶唱の幕のリアのレビュー・感想・評価

やくざ絶唱(1970年製作の映画)
3.0
前から見たかった増村保造と勝新のコラボ作品。

原作は黒岩重吾。
黒岩重吾は古代史の随筆と小説がお気に入り。
本作の原作は未読だが、初期作品から随分大衆化した内容で、いかにも三流週刊誌連載物といった内容がかなり退屈。

勝新主演だからか増村保造のキレ味は見られず
、一方現場で勝手気ままに作品をいじり倒すアイディアマン勝新の妙味は随所には見られずエンディングのみ。

経営が苦しくなった大映と日活が寄せ集まったダイニチ映配作品とあって、半端な造りと予算の無さに寂しさを覚える。

ファムファタール大谷直子の台詞回しはどうしようもなく棒だが、目力の強さは流石。

〜〜

Netflixには見たくなる作品が山積み。
いや、それ以上に最後まで見ようと思わない作品も掃いて捨てるほど。
また最近どうにもスクリーンに足を運ぶモチベが低い。
そんな折、アマプラから複数のサービスの60日無料体験のプロモーションメールが。
前から気になっていた、
"シネマコレクション by KADOKAWA"をポチ。
Netflixは料金が上がるのを機に一時解約して、カムバックキャンペーンを待とう。

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今日の一曲

ダイニチ映配は70年から71年までわずか2年の命だったらしい
こういうタイミングの作品を見ると、PTAのブギーナイツを思い出す

大滝詠一 1969年のドラッグレース

https://m.youtube.com/watch?v=ubskQHxdHhU
幕のリア

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