もちお

シェルブールの雨傘のもちおのネタバレレビュー・内容・結末

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 字幕版です。
 作品名とカトリーヌ・ドヌーヴさんが出演されていることは知っていました。
 以前から気になっていた作品です。

 感想ですが、好きな作品です。
 胸に残る映画でした。

①良かったところ
・3部構成
 わかりやすかったです。
 区切りがつくので、お話を追いかけやすかったです。
 また、第1部で2人の盛り上がりが描かれる分、嫌な予感がしました。
 駅での別れがドラマティックでした。

・独特のリズム
 まさかミュージカルだったとは。
 驚きました。
 私はミュージカルがあまり得意ではないのですが、本作は好きです。
 熱唱ではなく、ささやくような歌唱だったからかと思います。
 自然と入ってきました。
 あっという間に違和感を覚えなくなり、むしろ心地よくなりました。

・まさかの結婚
 妊娠を受け入れる宝石商さんに驚きました。
 正直、恐怖すら覚えました。
 いかにも迷っている、どこか不満げなジュヌヴィエーヴと結婚してしまうのかと。
 少し不気味に感じました。

・ラスト
 去っていくジュヌヴィエーヴが印象的でした。
 どこか後ろ髪を引かれているように見えました。
 現状について詳細が語られない分、余白があって良かったです。
 一方、ギイが変な気を起こさなくて、安心しました。
 いまの家族との幸せそうな姿にホッとしました。

②まとめ
 好きな作品です。
 観て良かったです🙇
もちお

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