いつも素敵な小西康晴さんのレコメンドでサントラを20年くらい前に購入して、なんとなく聴いてたけど、午前10時の映画祭で初めて鑑賞。
オープニングの美しさに心踊ってしまいました。
雨にはじまり、雪で終わる。
春にはじまり、冬で終わる。
列車で男は去って、車で女は去る。
さりげなく対になる場面が散りばめられていて、スタンダードとはこういうものだという圧倒的な強さを。
ラストシーンの別離のすばっとした切れ味が気持ち良かったです。
全篇ミュージカルでフランス語なんですが、
なんというのが正しいのかわからないのですが、アメリカのミュージカルとは違い、言葉の乗せ方が半拍後ろにズレてる感じがして、ずっと気持ちよく違和感が楽しめましたね。