黒川

ジャンク2の黒川のレビュー・感想・評価

ジャンク2(1980年製作の映画)
2.8
2も置いてあるから一緒に観たろと思い観ましたが前作のほうが好き。

また出てきた怪しいドクター(肩幅がえげつないことに気づいた)がまたいろんな死の現場を見せてくれますが、前作が割とちゃんと死と向き合っていたのに対し、今作はどこか世界まる見えや世界仰天ニュース、奇跡体験アンビリバボーのようなびっくり動画大集合に成り下がっている印象があります。スタントマンは死と隣り合わせはその最たるものです。衝撃映像系のやつでよく見るやつやん。
そんなわけで、主張がブレブレな本作、個人的にめちゃくちゃ興味がある「宗教と死」みたいな話をしそうでしない。してよ。ワクワクしてたら話変わったわ。途中からまた動物さんの死をネタにしますが、なんというか大味なので美味しそうと思ってしまった。ああやってお肉や毛皮になってたんだね。ありがとう動物さん、美味しく食べるし着る。動物実験はそろそろ人間の培養細胞とかでやって欲しいね。でも今までの動物さんの尊い犠牲のおかげで人間は元気に暮らしていけてるよ。でも殺虫剤とかで殺される虫さんは無視です。
他は人間の死がほとんどですが、なんとなく社会問題を絡めているので観ていて死よりも別のことを考えさせられます。大量生産/大量消費とか捕鯨問題、環境汚染、大量輸送等人間の作ったデバイスが起こす環境破壊とか。一応それが死因になってるからまあ死ではあるんですけど、とりあえずもっと淡々と死に徹しといてくれよ。見世物的に撮られた映画なのでそのへんの主張もよくわからんのでまあとっ散らかってるよね。

パッケージにあったレーガン大統領がウンタラみたいな煽り文のやつなんだったんすかね。全くレーガン出てこなかったよ。
黒川

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