pauh

ストレイト・ストーリーのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ゆっくりと流れる時間が、自分自身もまるで旅に出ているような感覚になりじんわりと心が温まりました。
ちっちゃいトラクターで大きな荷物を引いて走る姿が可愛らしいなぁと思いつつ、道行く人々との出会いと会話、優しさに和み、主人公の人生を思い返すような台詞にも惹き込まれました。
何より全く知らない赤の他人にも関わらず手を貸し、寄り添う人々が素敵で、ただその優しさに甘えない主人公も素敵でした。
最後のあれに乗って会いに来たのか(うる覚え)という台詞に主人公と兄の思いがギュッと詰まっていて、派手な感動を誘う演出では無くとも、グッと心に残るエンディングでした。
感動とは関係ないものの、途中の兄の家の手前で詰まった時の、助けてくれた巨大トラクターと主人公のミニトラクターの並んで走る姿が可愛らしかったです。
なんだか自分も旅に出たくなる、映画館で観てみたいと思う作品でした!
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