ShinMakita

愛と青春の旅だちのShinMakitaのレビュー・感想・評価

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)
2.0
☆インスペクション公開記念:類似作「点検」レビュー



主人公のザック・メイヨは、母子家庭に育った少年だった。母の死後、「父」である水兵に引き取られ、任地のフィリピンで貧しい生活を送った。そして大学を卒業した今、父に笑われながらも、レニエ基地海軍士官学校への入学を決意する。
最初の13週間は過酷な訓練の日々。教官であるフォーリー軍曹のしごきに堪えられずDOR(退学)していく者も多い。だがザックは同室で親友となったシドと共に頑張っていく。

ある日、パーティで知り合ったポーラ&リネットという2人組と意気投合した2人。ザックはポーラと、シドはリネットと交際するようになる。しかしポーラが、基地の士官候補生の私生児であると知ったザックは、次第に距離を置こうとする。真面目な恋愛を知らないザックには、ポーラと真剣に付き合う勇気が持てなかったのだ。一方、シドは、戦死した兄の身代わりとして親の意思で入学させられた男だった。初期過程あとわずか2週というところで、ストレスからDOR申請してしまうシド。リネットにプロポーズするも、士官でない男と結婚は出来ないと断られ、落ち込み、行方をくらましてしまう。懸命に探すザックがシドを見つけたときには・・・





「愛と青春の旅だち」



フォーリーに地獄の腹筋をさせられ、「とっととDORしろ!」と怒鳴られたザックが「俺は辞めない!ほかに行くところがない!」と絶叫するシーンで、いつも泣けてしまいます。訓練、恋愛、そして別れを経験しながら成長するザックの姿は、ベタだけど好感度大。ラストの「お姫さま抱っこ」シーンは映画史に残る名シーンですね。
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