ルッキオ

ゴジラのルッキオのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1984年製作の映画)
3.0
核のメタファーとしての初代ゴジラ。
30年後に現れたゴジラは核を喰い、人間の利便性を奪う怪物。そんな怪物よりも恐ろしいのは、人間同士の争いや人間の作り出した兵器の方だった。
こんな感じでしょうか。

冷戦構造をそのまま持ち出すのはリアリティを与えるためだろうけど、やっぱりゴジラを主役にすべきだろ、と。正統続編だから何かしらの批判的構造は欲しかった。
初代ゴジラの続編とするなら、登場人物のリンクは絶対必要で、そこに30年の日本の歩みを語らせることも出来たのではないのか。スター俳優がいない80年代東宝の残念な感じもグレードを落としてる一因だと思う。沢口靖子の挿入歌は何のためさ?
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