久しぶりのスピルバーグ。
ジョン・マルコビッチがとてもカッコ良く、
伊武 雅人さんが出ていたことに喜び、
クリスチャン・ベイルの少年時代にも驚かされた。
彼の描く世界にはいつも、
根底に平和という2文字が見え隠れする。
第二次世界大戦を背景にして、
イギリス・中国・アメリカ・日本と、
様々な視点から描かれていく。
どの立場にも正しさがあり、
どの立場にも間違いがある。
「太陽」がもたらした犠牲は計り知れなく、
人間はもう2度と繰り返してはならない。
作風の都合であまり表には出てこないが、
目を背けてはいけない隠れた名作。