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ジャンヌ・ダルクのjokerのレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)
4.0
久しぶりのリュック・ベッソン。

彼にしては珍しく、
15世紀のフランス史劇。

『レオン』や『ニキータ』とは、
また違う視点で少女を描いている。

決して観ていて気持ちのいいものではないが、
何故だか目が離せず集中力が途切れない。

ミラ・ジョボヴィッチの熱演も、
ジョン・マルコビッチの悪役ぶりも、
世界観にハマっていて面白かった。

人が人を裁くという行為が、
いかに愚かで醜いことかを痛感させられる。

キリストの時代も彼女の時代も、
最も恐ろしいのは人間の奥に眠る根源。

目を背けたくなる事実を、
真っ向から逃げずに描いた作品。
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