700Mark!
本当は自分にとって特別な作品を観たかったけど、意識せずにこの映画になった。また日を改めて観ます。
50年代の古き良きアメリカを描いたドラマの中に入ってしまった主人公とその妹。モノクロの世界は理想的だがどこか物足りない。その名の通り世界をカラーに彩ることが出来るのか?
変化が目に見える形として白黒→カラーになっていたのは本当に上手い。
変わらない方が良いものも変わった方が良いものもある。個人を縛りつけるような古い価値観は徐々に変えていくべきだけど、家族全員で食卓を囲むような家族の在り方や理想像は変わって欲しくない。
多様化して個人が生きやすくなる世の中は必要だけど、何でもかんでも多様性という言葉に紛れ込ませて思考停止する世の中は正しいのか。
そして変化は強制されるべきではないし、抑圧されるべきでもない。じゃあ中立派はどうなのか。明確な意見を持たずに臨機応変に態度を変えるのは?
映画って人の変化を描くことが多くて、取り残された人は負け組で悪として捉えられるけど何が正しいのか。正当化される事柄が違うから面白いんだけど。