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フローズン・タイムのtheocatsのレビュー・感想・評価

フローズン・タイム(2006年製作の映画)
4.5
センス良い悪ふざけライトロマンチック映画

表面的には英国的皮肉が効いた悪ふざけストーリーだが、結構ハイセンスな感性と緻密な構成・演出が感じ取れ、ラストに至っては予想できなかったまさかのサクセスロマンチックエンドに収束されるなんてね・・。ちょと意表を突かれると共に期待になかった爽やかな余韻に浸っている状態。

主役の時間停止能力は映画中ではさしたる効果的使われ方をしていなかったし、本当に最後の最期までその能力の精華を上手く隠していたね。
本作に関しては原題のCashBackより邦題フローズンタイムの方がより相応しく感じられた。特にロマンチックなラストの描写にぴたりマッチ。

主役バイト先のアホな仲間たちも、彼らでなければ醸せないいい味を出していた。

何で年齢制限がかかっているのかあらすじだけから分からなかったが、成る程ねのある意味もろ出しぼかしなし。しかしそれもまた正しく効果的な〝色”を添えていた。

視聴感として以前見た英国映画フルモンティと似たテイストと感じたが、個人的にかなりのスマッシュヒットでしたね。

4.5の四つ星
022104
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