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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟のtsのレビュー・感想・評価

3.0
リメイク版(1994)しか観たことなかったので、せっかくならばとオリジナルを鑑賞した。

リアリスティックな少女とサンタとの温かな心の交流を描いた物語、と思いきや、サンタ・クロースはいるのか、という問いを法廷に持ち込み、裁判にかける、というある意味コミカルな設定のストーリー。でも、決して安っぽい陳腐さはなく、愛と美しさに溢れたすばらしい作品。

本物のサンタ・クロースってなんだろう、とぼんやり考えてしまった。面白いのは、もう手の届く範囲の夢しか持たなくなってしまったはずの大人たちが中心となって、サンタがいることの証明に奔走する、という一種の矛盾があること。そこがこの作品においてもっともファンタジックに感じる。大人が変わらなければ子供だって変われない。

リメイク版もいいけど、オリジナルの濃厚さに驚いた。おもしろかった!

クリスマス鑑賞(1/3)
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