フラットライナーズのtsのネタバレレビュー・内容・結末

どうやらリメイクらしい。この映画は分類なんなんだろうな。やっぱりオカルトかな。内容に真新しさもなく、医学生にしては軽率・軽薄過ぎだろ！知性が感じられねー、とツッコミながら軽い気持ちで見ていたら、けっこう怖くて楽しめた。そこに何かがいる・・・という第六感的な演出も日本のホラー映画みたいな怖さがあった。

あと、犯した罪の意識が（臨死体験の後になって）自らの精神や肉体を蝕む存在として現れ、その罪を認識し、究明し、最後に罪を犯した相手に対してそれらを告解し、赦しをもらう。なんかカトリック教会の悔悛の秘蹟にそっくり。でもここでいまいちしっくりこなかったのは、日々の中で行う懺悔と違って、この映画の場合は死の恐怖が彼らの告解の動機にあって、死にたくないから謝りに行く、そんな安直さと不誠実さみたいなものを感じてしまった。

まあ、ストーリーは別として、自分にはわざわざ臨死体験をしてまで能力に目覚めたいだなんて思わないし、登場人物たちがそこまで精神的に追い込まれるような境遇にあるとも思えず、そのエキセントリックさがこの映画に没入できなかった最たる理由だった。


総じて、まあまあ、な一本。