ロビン

哀しき獣のロビンのレビュー・感想・評価

哀しき獣(2010年製作の映画)
4.2
備忘録

アジョシより断然面白い!
借金返済を目的に依頼殺人を行う為、そして出稼ぎから帰らない妻を捜す為に韓国へと向かう男グナムの話。
主人公グナムの常に超崖っ淵ギリギリの哀愁と、気付けば応援したくなってるそのタフさ、突き抜け続ける疾走感が良い。
三件の依頼殺人が重なった為に、登場人物が多く人間関係がやや難解だけど面白かった。

途中グナムが普通なら絶対に捕まるのに、お決まりの映画における韓国の警察はポンコツ補正もあり全然捕まらない。
流石にここで1回捕まってからの新展開かと思いきや捕まらないで逃げ切る方の展開なのはもはや笑えてくる。
韓国警察の間抜けっぷりを堪能できる作品でもある。

ナイフで刺されたり斧で切られても死なないターミネーター並みの強さのミョン社長にも笑えてくる。
ミョン社長の終盤の牛骨と手斧を使った画に描いたような大暴れバイオレンスシーンもある意味シュールで笑える。








【ネタバレ】







それとテウォンがキム教授を殺そうとしたのは、自分の愛人と浮気をしたというクソみたいな理由なのも良い。
そしてジョンファンはキム教授の妻と不倫をしていて、それが原因で殺そうとしていたというこれまたクソな理由。
女絡みであんだけ人が死ぬというのがなんとも救われない気持ちにさせるのもgood!

それとグナムの嫁さんは絶対に生きてると思ったけどね。
ロビン

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