ゆず

TAXiのゆずのレビュー・感想・評価

TAXi(1998年製作の映画)
4.0
すごく面白い。スピード狂の主人公ダニエルは宅配ピザのバイクから念願かなってタクシー運転手になる。そのピザ屋がわずかな描写なのにビミョーに頭おかしい(サイコーな奴らです)ことからも分かるように、ツッコミを始めたら忙しすぎて追いつかない感じのコメディ。
マルセイユ警察は署長からして変人だし、ダニエルの相棒役のエミリアンはドジすぎる刑事。恋人リリー役のマリオン・コティヤールは自身の性欲に正直すぎる。ペトラは立ってるだけですごくグッとくる。

ある意味主役の愛車も1作目で既に「タクシー」ではなく、高速で人の形をした物を輸送することに特化しており、むしろ乗客は運転手が公道で暴走するための口実になっており、屋根に付いてる表示灯はいっそ外した方が速さが出るのではないかとつい思ってしまうようなそういう域の話になっており、これをあくまで「TAXi」と言い張って作り続けたリュック・ベッソンの神経もどうかしてたのではないかと思ってしまう。
ある意味「トランスポーター」が真面目に見えてしまう作品。いや、あっちはアクションでこっちはコメディだからその通りなのだが…。
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