THE WAVE ウェイヴのマサラのネタバレレビュー・内容・結末

前評判は聞いていたけど想像以上でした。
指導者が規律を作り、規律が団結を作り、団結が独裁を作り、そして独裁が暴走した。自分たちを特別な存在だと思い込んで、味方or敵という区別を作り、反対する者を全員排除するという、これぞファシズムだ！と言わんばかりである。近頃でも反体制運動等に見られる若者のエネルギーから、勢いだけはあって、気づいたときにはもう遅くて、取り返しのつかないことになる。独裁前に「排除」されてた立場の者の居場所にウェイヴがなってしまうところがまた面白いと思った。
みんなで街中にステッカーを貼りまくって落書きしまくるシーンは何度でも見たいくらいよかった。