｢1ドルでたのしむべ～www｣
大企業が支配する近未来ディストピア、荒廃しきったデトロイト。
(現実のデトロイトは今『イット・フォローズ』に見る様に廃墟と化してるみたいですが)
アメリカは米墨戦争真っ最中の戦時下で、レーガンが推進した｢スターウォーズ計画｣が本当に実現してて宇宙空間からの軍事衛星のレーザー誤射で大惨事になってたり、子供向けの核戦争ゲームのCMなどそういうのがニュースでサラッと流れてる背景が完全にタガが外れてこの社会は末期的どころか狂ってる事が分かる演出。
冒頭からいきなり、この頃はCGなしでカクカク動く警備ロボED209のテスト中の暴走からの社員蜂の巣惨殺。
兎に角人間がスプラッター、ドロドログチャグチャになって死ぬシーンのオンパレード。
その映像のグロさはホラー映画というより日野日出志御大の恐怖漫画みたい。
最高なのはギャングの一人エミールが有毒廃液に突っ込んで毒毒モンスターみたいなグログロドロドロ人間になって｢へ、ヘルプミ～｣
てクルマに轢かれてビシャー！と液状化してゲロみたいに飛び散る最後。
昔はコレを平気で日曜洋画劇場でやってのが時代を感じる。
｢1ドルでたのしむべ～www｣のCMだけはいまだに謎。
