あのクリスマスキャロルをマペットで映画化。人形と俳優が共演する画作りがとっても楽しい。ミュージカルシーンも心地よく、密度が濃くて短くても見応えがある。
カエルのカーミットを含め、人気キャラクターが各々の役柄を演じる、言わばスターシステム。
強欲な金貸し、スクルージは普通の俳優さん。
カーミットはスクルージの秘書で良い人。奥さんが豚のミスピギー。
ゴンゾが原作者のチャールズディケンズとして、ストーリーテラーを兼ねながら連れの大ネズミのコメディリリーフのツッコミ役も兼ねる。
この辺のドタバタなやりとりもとっても可笑しい。
クリスマスの精霊に過去と現在,未来を見せられ改心する金貸し。
未来の精霊は完全に死神。コワイ。ココだけはストーリーテラーも出てこない重要なシーン。
わかってても最後はホロリとする。数あるクリスマスキャロルの映画の中でも、特に世代に関係なく楽しめて、とっても良い。