関東大震災の後の社会主義者の虐殺を経験し、甘粕事件で師を殺されたことにより、天知茂が復讐のテロを計画する話。
罪もない人を殺す憲兵は極悪だけど、天知だってやってることは似たようなもので、見てるのはつらい。けど、暴力がさらなる暴力を呼ぶことや、テロリストになっても良心の呵責に悩まされる姿を描いた力作と思う。
関東大震災の場面など、大量のエキストラを使っていて、迫力があった。
ちょうどこの映画を見た、9月16日が甘粕事件が起きた日だった。
「玉石混淆⁉︎ 秘宝発掘! 新東宝のまだまだディープな世界」@シネマヴェーラ渋谷