よつゆ

絞殺のよつゆのレビュー・感想・評価

絞殺(1979年製作の映画)
3.0
ずっと気になってはいたが、まさかこれもatg配給だったとは。
個人的にぶっ飛んでる作品が多いイメージのatg作品の中では、随分真っ当な映画に見えた。
実際に起きた開成高校生殺人事件をモデルにしたものだからと言うのもあるだろう。

事件を少し調べれば、この映画と事件の一致が分かる。
正直物語のほとんどはままな気がする。
実際問題だったのは、頭の良い青年が家庭内暴力を行っていた点、両親との関係、そして父親による実の息子の殺害とその後の夫婦関係。
かなり常軌を逸するものではあるが、そのほとんどは事実だ。
むしろこれが実際にあったということのほうが気味悪く、映画以上の胸糞悪さを感じる。

映画自体は、2時間ほどに収めるには内容が希薄で、長く感じたことは否めない。
脚色もそこまで上手いように思えず、映画全体に魅力を感じられなかった。
また、主人公の演技が結構ひどい…。
顔が良いだけに。。。

ちょっと期待しすぎたかも。
よつゆ

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