製作に携わったロバート・デニーロが初めてディカプリオと共演した際に自らディカプリオに出演を打診した作品。
夫と離婚し女手一つで二人の息子を育てるリー(メリル・ストリープ)は、思春期のハンク(レオナルド・ディカプリオ)の扱いがわからず喧嘩が絶えない。
そんな時に音信不通になっていた姉のベッシ―(ダイアンキートン)が白血病を患ったという連絡が入る。
結婚せず父親マーヴィンと叔母ルースを献身的に介護する姉の骨髄移植検査を受けるために、実家へと向かうリー。
お互いの生き方を認めることができずわだかまりがあり、ギクシャクする姉妹だったが、次第に本音をぶつけ合い打ち解けていく。
反抗期で屈折した心を持っていたハンクも心優しく初めて自分としっかり向き合ってくれる大人に出会い、少しずつ変わっていく。
やはりこの3人の共演に尽きる作品でした。ものすごい安定感。
姉妹の関係も、親子、叔母さんと甥の関係も誇張することなくリアルに感じました。
ラストも感動的にするでも悲観的にするでもなくとても良かった。
ディカプリオがダイアンと車でビーチを走るシーンが好き。
この作品で2大女優から演技力も人間性も大絶賛されたというディカプリオ。
やっぱり若い時からの凄さを感じた作品でした。