上海十月

現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行の上海十月のレビュー・感想・評価

2.4

69年当時でも無職と言う形でのフリーターが存在していたことを、この作品で思い出されます。(当時5歳だけど)若松作品は、よく都市風景が映し出されると感じました。一種の都市論でもあるんでしょうが、今ひとつ、そのあたりの深い哲学は、わかりません。高度成長から取り残された、深い閉塞感があったことが画面から読み取れます。エロ目的で観るとかなりがっくり来るでしょう。丹古母さんがヤクザ役で出てきます。なぜか今週、丹古母さん出演映画を4本も観ました。私の世代では、「風雲・たけし城」の印象ですが・・・
上海十月

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