現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行の作品情報・感想・評価

現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行1969年製作の映画)

製作国:

上映時間:75分

ジャンル:

3.7

「現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行」に投稿された感想・評価

たむ

たむの感想・評価

3.3
明確な欲望とそれを満たす者たちへの妬みと恨みが暴走する青春映画です。
脚本も書いたという主人公三人組への共感を本作は志向し、共に怒る映画です。
菩薩

菩薩の感想・評価

5.0
金が無い→モテない→SEXが出来ない、の短絡的な思考に取り憑かれた、妬み・嫉み・僻み三拍子揃ったクソ暇な上京男子三人組。一人であれば日がな逸物片手にシコシコと、無情にも突き上げられる欲求不満をちり紙に向かい放出するだけの日々が続くのだろうが、なんせ彼らは三人組であるからして、元気があり余れば輪姦も出来る!とばかりに、江ノ島の浜辺で出くわしたアベックの女を襲い(鈴木いづみ!)、同じく青森から上京して来た今は銀座でホステスをしている幼馴染を輪姦し、街で偶然出くわした彼等が「聖母(性母)」と崇めるヌードモデルに頭を下げヤラしてもらうとするわけだが…そう全てが上手く行くはずも無く、痛いしっぺ返しが待っている。自作の改造拳銃を手に街に飛び出したあいつは新宿の路上で野垂れ死んだ、目標も無くただ無意味な浪人生活を続けていたあいつも中央線の線路に飛び込んだ、二人は自殺をしたのでは無い!社会に殺されたのだ!永山則夫は自らを疎外した社会への憎悪を殺意に変換し無知の涙を流し殺された。彼らは無恥の精液を垂れ流し、そうして無慈悲に死んでいく。国家権力に向けられた銃口、社会に放たれた銃弾、この世に純然たる自殺などあるのだろうか?学生の頃の自分の手にはいつからか寺山修司の『青少年のための自殺学入門』があった、これはきっと若松孝二版の『青少年の為のテロリズム入門』、この映画はもはや俺の為の映画だと言っても過言ではない、もちろんそんなこと言いたくは無いのだが…。
まぁ

まぁの感想・評価

3.6
19歳男性3人…6畳一間での暮らし…
大学生、浪人生、工員…

…まぁ…うだうだうだうだ…(笑)

口にするのは…「やりてえ」「上手いもん食いてえ」…ばかり…(笑)

「しっかりしなさい‼︎」…って言いたくなっちゃうけど…
こんな感じなのかな…(笑)…色々と…溜まっているんだろうね…(笑)

社会、大人への不満…最後は…少し驚いたけれど…
「理由なき暴行」だった…本当に…

…人のセックスって…見て楽しいの?…(笑)
…順番をじゃんけんで決めるって…笑っちゃう…(笑)
押し入れの隙間…そこまでして…(笑)

男性は…共感できるのかな…この作品…
…私には…よく分からない…(笑)

若松監督のインタビューは、なし…

タイトルに…「絶叫篇」…面白い…(笑)
嫌いになれない作品…(o^^o)
かな

かなの感想・評価

-
欲望垂れ流しの狂気が面白かった!笑ったー
特に冒頭、海のあたりがなんか好き。その後のビラ配りの女に話しかけるとこもいい。
欲求不満はお前らだろ!って言いたくなる女に対する逆ギレにはイラっとするんだけど、こいつらのボヤキって聞き流せないんだよねえ…
多かれ少なかれ、大学くらいの頃って謎のモヤモヤ感あるような気がするな…
この仲良し3人組の雰囲気がかわいい。共同で住んでる昭和のアパートがまた良かった。
「あのぅ……ボクたち、あなたと寝たいんですが…」

傑作! 若くして早くも詰んでる上京トリオの可笑しくも哀しい青春模様。すげえ笑った!
まぁ、ピンクですから例のごとく、急に輪姦とかしちゃうんですけど、それをきっかけに暴走するんじゃなくて、本作ではいちいちまたつまらない日常に戻ってしまうんだよな。それがとてもリアルに感じたし、面白かった。
今なら2ちゃんねらーにでもなってそうな愚痴ばっかの3人組なんだけど、めちゃくちゃ仲良いのがしっかり伝わってきて、こいつらがレイプやら覗きやらしてもとても俺には嫌いになれませんでした(ほとんど同類に感じたし…)。
今まで見た若松作品の中でも特に良かった。すごい好き!

※DVD特典で若松監督と相米慎二監督のラジオ対談音声付き
WINSRIVER

WINSRIVERの感想・評価

4.0
良い。行き場のない性春。日陰に生きる青年たちのペーソス。
3人組の演技が初々しくて可愛い。
おまえら女がおれらをケダモノにしたんだろ!
輪姦三人組の日常
ペシミスティックな風景
アタマにきたどころかキンタマひきたというその発想


逼塞した若い体がもたらす恐れ知らずな犯罪白書
Eishi

Eishiの感想・評価

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「アノミー」がもたらす「危うい儚さ」ゆえの「超越への投企」を、「性的放蕩を通して」描いた鮮烈な作品
新宿から小田急に乗って『網走番外地』を歌い、着いたのは冬の江ノ島……。単なるピンク映画ではなく社会性を差し込むあたりがさすがだが、説得力は無い。しかしおっかないタイトルに反して、ダウナーな雰囲気は最高だ。
ラストですね。
新宿マッドで見せた、あの新宿に憧れたんですよ。これも同じく。
空気が伝わってきて、ラストのショットは素晴らしい。

DVD特典の相米監督とのラジオは貴重
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