ちぇるごまる

運動靴と赤い金魚のちぇるごまるのレビュー・感想・評価

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)
4.3
心温まる、かわいらしい映画。
イランの文化・習慣・貧困問題が全編から読み取れる。
あることがきっかけで妹の靴を兄妹が交代で履くことになるが…。
家庭が貧しいことを自覚して親にそのことを打ち明けられずにいる兄の焦燥感や妹を思いやる気持ち、妹の純粋さや素直さが見ていて、とても健気。
ラストも子どもらしい。
利便性を追求しがちで物質が容易く手に入る現代社会で生活する私たちに、様々なことを教えてくれる貴重な作品だった。
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