パットン

哀しみのトリスターナのパットンのネタバレレビュー・内容・結末

哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2023/8/16
舞台はフランス?いつ頃の時代だろう?
価値観が違いすぎて不思議なものがたりっぽく入ってくる。
まあ、西洋人にとって労働は苦役ってことは基本そういう考え方なんだろうけど。
若き日のドヌーヴは、痴呆っぽくてなんとも言えない魅力がある。
品のない笑い方、下品な誘惑の仕方。
両親を失った彼女は、没落気味の貴族に引き取られ、愛を強要される。
町で知り合った画家と駆け落ちをするが、数年後に病気で戻ってくる。
そのころ、没落貴族は姉を失い多くの資産を引き継ぎ、富豪に戻っていたが、年齢的に老体化していった。
一方、ドヌーヴは片足を失う事になったが、魅力はますます増していく。
昔と同様、ドヌーヴに愛を注ぐが、彼女は触れさせてもくれない。
哀しみとは、だれの事なんだろう?
若尾文子の刺青のような作品