笑ったり怒ったり
観客が沸き立てば大成功
拍手でもブーイングでも構わない
シナリオ通りの反応がエンタメ
どうせ笑うなら幸せな嘘がいい
人生は壮大なジョークだ
優しくて温かい世界で
毎晩、楽しい夢をみる
悲劇のない喜劇はない。
オープニングでエンドロール。
始まったばかりなのにもうお終い。
まさにアンディの人生のようだ。
観客までもがショーの一部で、
どこまでが本当かわからなくなる。
笑ったり怒ったり反応せずにはいられない
彼のショーにシナリオ通りに引き込まれる。
どんなに完璧なシナリオを描けても、
人生は予測不可能で必ず終わりが来る。
喜んだり、怒ったり、悲しんだり、
色んな感情によって生きていると実感する。
悲しい事実は決してジョークにならないと知り、
優しくて心温まる嘘にみんなで笑う。
最後に最高のコメディアンとなって、
今も彼が生きていると錯覚させる。
アンディは生きてる?
と思わせるラストシーンが素晴らしい。
エンドロールではしばらく泣いた。
どこまでも感情を掻き乱して、
最大級の幸せを残してくれる作品。