Yukenz

アンダーカヴァーのYukenzのレビュー・感想・評価

アンダーカヴァー(2007年製作の映画)
3.6
エリート一家にありがちな、家族に反旗を翻して自由気ままに生きる問題児の末っ子。
しかしその振る舞いが原因でのちに思わぬしっぺ返しを喰らい、思い直して一家に向き合うようになる。そして事態が大きく動いていく。
潜入捜査からの銃撃戦への展開は緊迫感が高まる。一見上手くいったかに思えたが、悪党はそう簡単には引き下がらず更なる展開が…

警察とギャングの抗争をテーマにした分かりやすい展開だが、ロバート・デュヴァル、マーク・ウォールバーグ、そしてホアキン・フェニックスという豪華キャストの共演には目が喜ぶ。

抗争の裏側にある、警察一家とギャング一家の家族の関係性の対比も面白い。

それにしても、銃社会の宿命だろうが、命を危険に晒して職務をこなす大都市の警官の仕事はとてもシビアだ。
モチベーションは正義感なのだろうか。愛する家族を悪党たちから守る為?
でも同僚がギャングにやられたらそんなキレイ事では済まないだろう。きっと仲間との連帯感や相手への憎悪感、職務への使命感が先に立つのだろう。

抗争はドラマや映画だけのはなしであって欲しいが、残念ながら現実はそうではないんだよね…
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