ノッチ

悪魔の沼のノッチのレビュー・感想・評価

悪魔の沼(1976年製作の映画)
1.5
ジャドという初老の男が経営するモーテルにはワニが棲む沼があり、彼はモーテルを訪れる客達をワニに食わせることに至極の喜びを感じていた。

そして今夜もまた一人、また一人とワニの餌食にされるとは知らずにモーテルに人が集い始める…

ホラー映画史に燦然と輝く傑作『悪魔のいけにえ』のトビー・フーバーの2作目となるこの作品。

酒場を経営していた男が5頭のワニを飼っており、従業員や妻たちを餌にしていたという、1930年代アメリカの「ジョー・ボール事件」を基にした映画。

前作『悪魔のいけにえ』のヒロインを演じていたマリリーン・バーンズと、『エルム街の悪夢』のフレディ役で有名なロバート・イングランドが出ているのが見所。

ストーリーは、宿屋の親父が狂っていて、客を殺してワニに食わせているというだけの話です。

とにかく宿屋の親父のキチガイっぷりがすごい、というかそれだけで終わる内容とも言えます。

そして観てて感じるのは怖いというより「うるさい」てこと。

宿屋でひたすら流れてるラジオ、グラインドコアの絶叫みたいな悲鳴、精神逆撫でする耳障りで妙な効果音と、やたら聞こえる森の動物達の鳴き声。

あと、真っ暗なシーンが多くて画面が見えない。

登場人物のほとんどが狂人で、こちらまで頭がおかしくなりそうだけど、最後まで寝ずに観れました。
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