オレンチ

Be Cool/ビー・クールのオレンチのレビュー・感想・評価

Be Cool/ビー・クール(2005年製作の映画)
3.5
『ゲット・ショーティ』の続編。
主演はジョン・トラボルタとユマ・サーマン。

これだけで観たいと思う人が多いんじゃないかな。
この二人の名前を見て連想するのは、映画好きなら誰もが知ってる超名作『パルプ・フィクション』。
そして、この二人で印象的なダンスシーン。
時を経て二人のダンスがまたここで観れますよっ!

 
ハリウッドで映画プロデューサーとして働く元ヤクザのチリ・パーマー。
ある日、レコード会社を営むチリの友人がロシアンマフィアに殺されたことをきっかけに、チリはレコード会社を手伝うとこに。
そう、本作は映画プロデュースではなく、音楽をプロデュースする!

テーマは音楽ということで、数多くの音楽ネタがちりばめられている。
思い出せるだけで、僕が知っているアーティストの中でもアレサ・フランクリン、ジョニー・キャッシュ、ボブ・ディランetc

曲で言うと僕の愛する『ムーランルージュ』の挿入歌。アギレラ、ピンク、マイア、リルキムが歌う『レディ・マーマレード』がちょこっと歌われてたりする。
だけど、この使われ方は正直イケてない!
完全にリルキムがディスられてる…

ブラック・アイド・ピースとエアロスミスは本人役で出演している。
特にエアロスミスのスティーヴン・タイラーは結構しっかりとセリフがある!

他にもアンドレ・3000とクリスティーナ・ミリアンは主要のキャストとして出演。
というか、本作はクリスティーナ・ミリアンが演じる売れないミュージシャン、リンダ・ムーンのサクセスストーリーだ。
リンダの契約権利を巡って今回もヤバイ奴らが集まってくる。
超簡易版『バーレスク』+クライム・ムービー÷2=『Be Cool!』だと思っていただければ良いかと。

スティーヴン・タイラーとクリスティーナ・ミリアンのコラボは必見!
やはりロックの第一線で活躍し続けるスティーヴン・タイラーのオーラはヤバイ。

キャストもなかなかよく見る面々で、
名優ジェームズ・ウッズとハーヴェイ・カイテル、『ロストワールド/ジュラシックパーク』や『イントゥザワイルド』のヴィンス・ボーン、まだドウェインじゃないザ・ロック、前作から続投のダニー・デヴィート、カメオ出演ではセス・グリーンなどなど。

全体的に割と好きな作品だが、終わり際がいけてない。

オチの回収からダラダラと長い。
やはり映画は引き際が肝心だ。