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グリマーマンのblacknessfallのレビュー・感想・評価

グリマーマン(1996年製作の映画)
3.4
『2021セガール誕生祭』、録画した最後の1本。
1996年のセガール。若い!最近のデブヒゲバージョン観てたから異様にかっこよく見える笑

今作のセガールは刑事役。ロス市警のコール刑事。沈黙シリーズではないにも関わらず、でかいインディアンビーズネックレスやインディアンジュエリーを身につける"沈黙"色の強いいつものコーデ笑
製作に名を連ねてるしこれぐらいのエゴは通せるのか?

ファミリーマンという家族をキリストのように十字架に張り付けにして皆殺しにするシリアルキラーを相棒の黒人刑事と捜査する。
有りそうでないセガールの刑事バディもの。
時代的にサイコサスペンスが流行ってた頃だからシリアルキラーの設定や猟奇的な雰囲気があからさまに『セブン』を意識してて笑える。

そんな中、街の有力者のどら息子が自暴自棄にな拳銃を使い立て籠り事件を起こす。
現場に駆けつけ例によってあっさりどら息子を逮捕するコール。
どら息子の親である有力者が息子が心神喪失状態だったと減刑になる証言をするように依頼する。
「私は真実しか話さない」とこれをきっぱり断るコール。

その直後、ファミリーマンの犯行が発覚。犠牲者はなんとコールの前妻!
これはファミリーマンの犯行ではないと見抜くコール。
前妻の体に指紋が発見されたことでコールを調べその謎めいた過去から疑いの目を向ける相棒。驚きの真相が明らかになる。

やはりセガール主導じゃないせいか、ミステリー、サイコサスペンス、アクション、カーチェイス、爆発がエンタメとして程よいバランスで配置され、脚本や演出も突出した良さはないもの無難な仕上がりで楽しく観れた。
セガール色は薄いけど若いのでハードアクションをかっこよく決める近年ではまず観れないセガールが堪能できてそれなりに満足した笑
今作はちゃんと負傷するからね、鼻血を垂れるセガールなんて今後に二度と観れないよ笑

あ、後、インディアンビーズかと思ってたビーズネックレスはチベットの仏具で触ると心が落ち着くものらしい(セガールがそう言うシーンがある)。
まったく話にリンクしないけどタイで修行して敬虔な仏教徒という設定になってる。ここはセガールのエゴだな笑

現在、プーチンが晩年の秀吉のように発狂してウクライナに侵攻したせいで多くの無辜の犠牲者が出てる。
実はセガールはプーチンと親交があるんだよ。詳しい経緯は知らないけど武道を通じて繋がったらしく。プーチンからロシア国籍も貰ってるぐらいだからそうとう深い仲だよな。
だからセガールにはプーチンに得意のリベラル説教をかまして戦争を止めさせてほしい、それが出来ないのならプーチンとは絶縁してほしい。仏教徒で反戦反核を公言してるんだから、このままプーチンに対して何もアクション起こさないのは信条に反するよな。
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