⚪概要とあらすじ
大西洋に突然出現したソ連の最新原子力潜水艦レッド・オクトーバーをめぐって繰り広げられる米ソ戦略を描いたトム・クランシーの同名ベストセラーを「ダイ・ハード」のJ・マクティアナンが監督した大作。
マルコ・ラミウス艦長が指揮する、ソ連の誇る最新原子力潜水艦レッド・オクトーバーが、アメリカ東海岸に接近した。アメリカ政府は、ラミウスの狙いはアメリカ攻撃だと判断する。だがCIA分析官だけは別の見解を示す。ラミウスは亡命しようとしていると言うのだ。だが自説を証明するためには、あと数時間の余裕しかない。なぜならソ連の海軍と空軍が総力をあげてレッド・オクトーバーを追っているから。かくして大西洋は海戦の場と化した...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“「ダイ・ハード」のJ・マクティアナン監督最新作!!”
「いよいよその時が来た」
⚪感想
スリラーアクション作品。
偶然このタイミングで先日90歳で亡くなったショーン・コネリーの作品。ショーン・コネリーは2006年に引退宣言をし、晩年は認知症を患っていたそう。
正直観たことあるのは007シリーズ、『アンタッチャブル』『インディージョーンズ』『バンデットQ』だけだけど、それぞれの作品でどんな役どころだったかはありありと思い出せるような俳優さん。
007シリーズのジェームズ・ボンドで言えばショーン・コネリーに勝てる人はいない。個人的には内容のクオリティが高いためピアース・ブロスナンのボンドの作品が好きだけどジェームズ・ボンドとしてなら圧倒的にショーン・コネリー。色気やスケベさ、スマートさ、かっこよさ、セクシーさ、ポンコツみなど溢れ出る魅力。
死後のニュースでは『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』のガンダルフ役、『マトリックス』のアーキテクト役を断り、それらの作品のヒットを見抜けなかったことが引退の理由とされているが、そのキャストだからヒットしたのかもしれないし、その作品に出たとしても引退していたかもしれないと思う。演じているところは見たかったけど。
ご冥福をお祈りします。
ショーン・コネリー以外も豪華なキャストが。『ザワイルド』で憎たらしい男を演じたアレック・ボールドウィン、『ジュラシックパーク』で博士を演じたサム・ニール、『IT』でペニーワイズを演じたティム・カリー、『グラスハウス』で怪演を披露したステラン・スカルスガルド、『摩天楼はバラ色に』で浮気社長を演じたリチャード・ジョーダンなど。
同じ潜水艦モノとしては『クリムゾン・タイド』や『K-19』を観たことがあるけどどうしても息苦しくてあまり好きではないかも。
主に亡命しようとするソ連の原子力潜水艦レッド・オクトーバーとその原潜の意図や接触を図る米海軍、亡命を阻止しようとするソ連の海軍と主に3つが絡む。
ソ連の海軍でステラン・スカルスガルドが演じたツポレフ中佐がかっこいい。汗なんだろうけど艶感と鋭い眼光、口の悪さが最高。
ジャック・ライアンを演じたアレック・ボールドウィンもハンサムで髪色から髪型、目まで美しい。
レビューを観ているとジャック・ライアンは割と有名な人物みたいで、まさかのベン・アフレックも演じていて気になった。
⚪以下ネタバレ
モンタナに憧れていたボロディン中佐が後半ギリギリで死んだのしんどい。
ソ連の誇る最新原子力潜水艦レッド・オクトーバーを指揮するラミウス艦長は何かの意思を固め出航。戦艦では自分を見張っていたプーチンを殺し、命令書を偽装する。ラミウスがロシア人ではなくリトアニア人だったことや、部下を自身で決められたこと、その日が彼の妻の一周忌であることを理由にライアンはラミウスの亡命を疑う。色々あるも放射能漏れの事故を装い亡命の事情を知らない乗組員を下ろし、再び潜行。ラミレスとライアンが合う。工作員やソ連からの攻撃を受けるも無事亡命に成功。
⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。