⚪概要とあらすじ
あどけない顔の裏に魔性を秘めた少年の恐怖を描くサスペンス・スリラー。アイドルスター・マコーレー・カルキンが従来のイメージを覆す悪役に初挑戦したことでも話題となった。監督は「愛がこわれるとき」のジョセフ・ルーベン、脚本はサマセット・モーム賞の受賞作家で「サワー・スイート」のイアン・マキューアン。製作は、ルーベンと「摩天楼はバラ色に」のメリー・アン・ペイジ、エグゼクティヴ・プロデューサーは「エイリアン3」のエズラ・スワードロウと、ダニエル・ロゴシン。撮影のジョン・リンドレイ、編集のジョージ・ボワーズは、監督とは「W」などほとんどの作品でコンビを組んでいる。音楽は「ケープ・フィアー」のエルマー・バーンスタイン、美術はビル・グルームが担当。主演は「ホーム・アローン」シリーズのマコーレー・カルキン。共演は「わが心のボルチモア」のイライジャ・ウッドほか。
⚪キャッチコピーとセリフ
“悪はさまざまな顔を持つ。”
「もし理由もなく邪悪なだけだったら?」
⚪感想
スリラー作品。
母親を亡くしたマークは父の出張の為に親戚の家族に2週間預けられることに。最初は両親、兄妹と打ち解け仲良くなるもののし息子のヘンリーが徐々に本性を表していくというストーリー。
1993年とそこそこ前の作品。
邪悪な子供が悪さをしていて親は気づかず、騙されるセラピスト、罪を擦り付けられる主人公、狙われる妹と王道の展開。
『エスター』を思い出した。
この年齢でここまで頭が働く子っているのだろうか。
作戦勝ち過ぎて怖い。
個人的に自分はやっていないのにその悪事を擦り付けられたり、身を守るためにやったことが相手を傷つけていると周りに誤解されてしまうのがしんどいというかモヤモヤしてしまうタイプなので長い時間「あぁぁああああ」ってなった。
マコーレ・カルキンとイライジャ・ウッドの神共演。
ヘンリーとマークそれぞれにあった配役。
マコーレ・カルキンの表情の憎たらしさ。猫かぶる時も良い。ヤバい人間は目からしてヤバいのだがこのマコーレ・カルキンも目がヤバい。
イライジャ・ウッドも強く行けないタイプの男の子を上手く演じていた。
コニー役の子マコーレ・カルキンと顔似てると思っていたら本当に妹なのか。びっくり。
しかもリチャードまで本当の弟らしい。
デヴィッド・モースを観ると悪いやつって思ってしまう癖がついてて誰かを殺したんかって思ったけど普通にいい人だった。
ラストはそうなると思ったけど斬新な感じ。
オープニング周辺はディズニー作品でかかりそうな音楽が流れていた。
⚪以下ネタバレ
マコーレ・カルキンとイライジャ・ウッドがタバコを吸うシーンがあるのが時代を感じる。今だったら振りでもダメそう。
ボウガン的なもので犬を殺し、その遺体を井戸に投げ込むのもなかなかなか。
ヘンリーはリチャードを殺し、コニーと母親までも殺しかけるという極悪さ。
ラストの崖で母親のスーザンがマークの手ではなくヘンリーの手を話したシーンはそうなるだろうけど、実の子供をと言うのは辛いなと思ってしまった。
⚪以下あらすじ(Wikipediaから引用)
母親を亡くしたマークは悲しみに沈んでいたが、しばらくして父親が東京に出張に出かけなくてはならなくなり、メイン州に住む親戚の家に預けられる。その家にはマークと同年代の従兄弟ヘンリーがいた。ヘンリーは一見普通の少年であったが、自分で作った武器や死に魅了されており、徐々にその本性を現し始める。
⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。