ヘビメタおやじ

ノートルダムの鐘のヘビメタおやじのレビュー・感想・評価

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)
4.0
2206本目。CGもそれなりにいいものですが、手書きのアニメーションは落ち着きがある画面が魅力です。ディズニーの中では、ストーリーが夢と希望、勧善懲悪だけではなくて味があります。怪物とは平気で他者に怪物というレッテルを貼る人間だということでしょう。カジモドの心の美しさがもっと描かれていると、対比がはっきりしたと思います。カジモドは人々に受け入れられますが、その恋心の行方はどうしても切ないです。それが現実の壁ということで、恋が実れば絵空事になってしまうし、カジモドの寂しさは残るしで、痛し痒しのエンディングといえるでしょう。「Ⅱ」もあるらしいので、ルッキズムの問題がどう扱われているか、気になり見てみたいです。