ドナウ

放浪の画家 ピロスマニのドナウのネタバレレビュー・内容・結末

放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

陰影や整った構図の映像が素晴らしく、なんともいえないユーモアが可笑しい。そんな芸術性の中に見える大衆性がピロスマニの西洋の画壇から離れた所にある芸術を表現しているようだった。いたるところに飾られたピロスマニの絵画ともう一つの主人公、イオセリアーニ監督作品で歌われているポリフォニーなど衣服や織物と共にジョージアの多様で豊かな芸術や文化を表すような音楽が奏でられる。彼が憧れた女優の舞台を見ているバックに流れている曲がとても気に入ったのだけれど分からなくてモヤモヤ…。冒頭、闇夜を歩く人々の先に見える夜明けの絵。生きる意味を失ったピロスマニと彼を迎える復活祭。一人の画家と共にジョージアという国、文化、芸術の復活の願いもこめられているのかなぁ…祖国と芸術と文化への愛にあふれた映画だった。キリンは寒さで死んでしまった…まぁ、そりゃそうだろうなぁ。
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