Yukiko

The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛のYukikoのレビュー・感想・評価

4.6
2019年3月13日
『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』
                 2011年フランス制作
監督、リュック・ベッソン。

ビルマの独立運動を主導し、その達成を目前にして暗殺さ
れた「ビルマ建国の父」=アウンサン将軍の娘である
アウンサンスーチーさんの半生の映画化。
1948年~1989年までビルマ、1989年からミャンマーと言う。
アウンサンスーチーさんはミャンマーでの非暴力民主化運動の
指導者である。

アウンサンスーチーさんが2歳の時、父が暗殺され、
以後母親に育てられるが、15歳の時に母がインド大使に
任命され、ニューデリーに母親と共に行く。
そこの大学を卒業した後、オックスフォード大学に入学する。
卒業した後、ニューヨークに行き、ニューヨーク大学院に
入学。いずれもビルマ政治史を専攻。
中退して、国連事務局で書記官補として勤める。
27歳でオックスフォード大学の後輩のマイケル・アリス
と結婚、国連を退職、主婦専業となる。
2人の男子を産む。
(以上、Wikipediaの記事をまとめた)

(以下から映画の部分)
1988年、43歳の時に母が危篤と知らせが入り、ミャンマー
に行く。その後、軍事政権下で自宅軟禁状態。
1991年、ノーベル平和賞受賞。
1995年、50歳で解放される。
1999年、夫が前立腺癌で死亡。
2000年、再び軟禁状態。
2010年、65歳で解放される。
以後、政治活動再開。


大学でビルマの政治史を専攻したとのことなので、いずれ
ミャンマーの政治の中枢人物となる運命だったのでしょうか。
大変な想いの22年間の軟禁生活、しかし今ではミャンマー
の大統領でさえ、アウンサンスーチーさんの意向でもって
動いているとのこと。

映画では家族と離ればなれでいながらも、信頼関係を保ち、
夫はアウンサンスーチーさんの為に動き、支えていた
様子を描いています。

ミシェール・ヨーさんが主演なさっています。
凛とした立ち姿がアウンサンスーチーさんと重なり、
とてもよく演じていたと感服しています。

生の花をサッと髪に挿して、それがまたとても似合って
いますよね❤
Yukiko

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