ｽﾋﾟｰﾄﾞ感と爽快感、ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞのﾊﾁｬﾒﾁｬさに面白くなりそうな予感!
警官殺しで逮捕されたﾔｸ中のﾆｷｰﾀ。
怖いもの知らずで未熟なﾆｷｰﾀは死刑宣告を受けるが、可能性を見込まれ工作員への道を与えられる。
選択肢のないﾆｷｰﾀは工作員としての訓練を受け始めるが、、
19才とは思えないほどの心と身体の疲弊ぶりだけど、正面から見据えると幼い子供にみえてくる不思議さ。
ﾆｷｰﾀの行動や考えていることがよく分からず全く共感できなかったのもあまりにも子供じみているからなのかも。
何かやらかしてくれそうなｵｰﾗ全開!
でも意外にも、ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞとはｶﾞﾗﾘとﾃﾝﾎﾟも変わってゆるい訓練にゆるい任務、なんだか噛み合わない音楽と映像なんだけど、それが段々味わい深く思えてくる。
ﾆｷｰﾀの環境が変わったことでﾆｷｰﾀの周りの空気が何処かやんわりし、時間の流れも緩やかになったのかな。
最初から最後まで、外の世界とはいってもいろんな部屋を中心にｽﾄｰﾘｰが動くのは面白い。
その時々の部屋の様子にﾆｷｰﾀの心が表れる。
ﾏﾙｺとのｼｰﾝはどれもよく、過去を隠しているﾆｷｰﾀよりもかなり謎めいて素性もよくわからない人物なんだけどあえてなのかな?
ただﾗｽﾄの任務遂行の状況がｲﾏｲﾁ理解できない。
ここでﾆｷｰﾀの運命が変わるきっかけとなる重大なｼｰﾝなはずなのに、、
全体としては暗殺者の話というよりはﾆｷｰﾀの成長物語。
初めて愛情を与えられ子供が大人になる。
父性を感じさせる2人の男性のﾗｽﾄｼｰﾝはよかった。
