イモリん

UDONのイモリんのネタバレレビュー・内容・結末

UDON(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

コメディ色が強いから、基本的にはのんびり見れる。
でもけっこう大事なテーマも含まれてて、面白かった。
「新しい何かを興すことは、それまであったものを壊すことでもある」のセリフにハッとする。
わくわくするものを追い求める楽しさが強調される前半と、その代償が描かれる後半のコントラストは、シビアやけど現実的。
それでも最後は希望で終わってよかった。

表立ってはないけど地方創生というテーマも含まれている。
香川県民にとって日常であるうどんが全国的ブームになり、その結果日常が壊れてしまう。
これは現に今起こっていることではないか。
でも、町おこし自体はどんどんやった方がいいと思うし、地域の魅力を発信していくのは大賛成。
ただ、負の側面もあることを理解しとかないと。
いかに現地の人の生活を壊さずに町おこしができるか。

うどん食べたくなった。
どうやら母方の先祖は京都、父方は香川がルーツにあるらしい。
それで、香川に家族旅行に行くことになったので、この映画を観てみた。
旅行が楽しみになった。
イモリん

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