ゴシちゃん

オーロラの彼方へのゴシちゃんのレビュー・感想・評価

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)
3.9
TUTAYAの何度も見たい傑作ドラマのコーナーからレンタル。
このジャケットと「もう一度、逢いたい。話したい。」の宣伝文句から親子愛のファンタジーのようなドラマを予想しておりましたが…
ニューヨークの空に不思議なオーロラが見えた夜。父親の形見の無線機で、主人公の刑事は何故か30年前の自分の父親と交信してしまいます。
前半は、30年前に火事の現場で殉職したこの主人公の父親をタイムパラドックスで助けます。バックドラフトのような雰囲気です。
この父親を助けた事がきっかけで、今度は母親が殺されてしまう事がわかります。このあたりから映画はおもいっきりサスペンスに方向転換!この変化にはビックリしました。後半は母親を助けようと現在の主人公と、30年前の父親と協力して犯人を追い詰めてゆきます。
普通なんでこうなるの?なんですが映画として良くできており傑作です。最後までしっかり見せてくれます。
事件は解決し、最後はハッピーエンドで爽やかなラストシーンも心に残ります。バイクに乗ったデニスクエイドが素晴らしくカッコイイです。
きっと映画会社も、当初この映画をどう宣伝したら良いのか困ったんじゃないでしょうか?
そんな一粒で二度美味しい映画でした。
ゴシちゃん

ゴシちゃん